発芽 玄米の栄養

まずは玄米と白米を比較してみると、例えば白米になると100グラム当り僅か0.3グラムしか含まれていない食物繊維が、玄米のままだと1.4グラムも含まれている。
因みに、マグネシウムなら約5倍、カリウムなら約2.8倍、カルシウムなら約1.5倍、そして、ビタミンEにおいては約5.5倍にも増加する。
まあ、玄米が体にいいお米である事は、今更ながら発見された事ではない。
ただし、この玄米と発芽 玄米は同じ玄米であっても違う玄米のようだ。
人と同じで、植物も眠っている時より起きている時の方が、活発に栄養素を分泌している。
つまり、完全に眠り込んでしまっている玄米とは異なり、起きて発育しようとしている状態の発芽 玄米は、育ち盛りの子供と同じで、豊富な栄養素を含んでいるのだ。
この僅か1ミリほどの芽が発芽 玄米の価値を大きく伸ばすと言っても決して過言ではなさそうだ。
今回初めて食というものに関心を持ち、栄養調査をしてみて、自分ももっともっとあれこれ調べたくなった。
そこで、前から一度調べてみたいと思っていた発芽 玄米の栄養価について、昨日、たまたま面白いサイトを見付けたので、じっくり読んでみた。

発芽 玄米は、玄米を水中で生育させ、1ミリ程度芽を出させた状態で食される。
それが発芽 玄米になると更に白米の6倍ほどになり、他の主な栄養素、ビタミンやカルシウムについても同じ事が言えるのだ。

発芽 玄米の栄養価は玄米を上回り、白米に大きく溝を空けている事は事実だが、そんな発芽 玄米と白米を比較すると、カロリーが殆ど変わらない事に驚く。
この発芽 玄米、随分奥深いお米ではありそうだが、人気の食品とあって、ブログやサイトでも、その情報は安易に入手出来るのが嬉しい。
安心して食べ過ぎると、白米と同様の結果を招く可能性もなくはなさそうだ。

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